同じモデルでもフィット選びで<br>こんなに違って見えるんです!

同じモデルでもフィット選びで
こんなに違って見えるんです!

オーバーサイズの着こなしが定着している現在。パートナーとのシェア使いも広まり、フィッティングで着こなしが一変する楽しみに開眼したという方も少なくないはず。そこでバブアーの定番ビデイルを例に、フィッティングの違いを今一度おさらいしてみてはいかがでしょうか?

みんなちがってみんないい、だからフィッティングが大切

ここ数年、多様性という言葉が盛んに用いられるようになっていますが、ファッションにおいては特に重要視されています。人種、性別、年齢、体型を過剰に意識することなく、その人の個性と捉えてファッションを楽しむ方が良いからです。実際、コロナ禍におけるハイブランドのランウェイには、街中にいるごく普通の男女や、ふっくらした体型のプラスサイズモデル、おじいさんおばあさんがキャスティングされているのがその証左です。

当たり前のことですが、誰もがスーパーモデルのような恵まれた体型な訳ではありません。ちょっと大袈裟かもしれませんが、ファッションにおける美しさやカッコ良さというのは絶対的な基準や正解がある訳ではなく、その人がその人らしくあれば良い訳です。もちろん、どんな場所でどんな人とどんなことをするのかで装いは変化しますし、世の中のムードがその時代のトレンドとして反映されるのは言わずもがな。

さて、そんなファッションにおける時代性を如実に映し出すのがサイジングです。20年前はタイトで直線的なシルエットが主流でしたが、現在はゆったりとして丸みを帯びたシルエットが主流になりました。多くのラグジュアリーブランドがジェンダレスやストリートを打ち出したことも重なり、もはやオーバーサイジングな着こなしやゆったりとしたシルエットが当たり前となりました。

長い歴史を誇るバブアーも守るべき伝統は残しつつ、時代性を取り入れながら進化を遂げてきました。その際たる例がフィッティングで、定番のビデイルは3種類のフィッティングが用意されており、1980年の発売当初からほぼ変わらないフィットの“レギュラー”、2011年に登場したモダンフィットの“SL”、そして今シーズン追加された“オーバーサイズ”です。当然ながら同サイズでも、着用時の印象は随分と変わります。

同サイズのビデイルの3種のフィッティングを検証!

※モデル着用のジーンズとシューズはスタイリスト私物

左から右へ、“オーバーサイズ”、“レギュラー”、“SL”です。順に細身になっていくのがお分かりでしょう。今季登場したオーバーサイズドは、クラシックに比べて2サイズ相当大きくしてからバランスを調整しており、着丈が少し長く、アームが太めです。それに対して明確に違うのがSLです。特にアームと身幅が細めで、着丈も長めなのですっきりと縦に長い印象に。レギュラーがその中間にあたります。

もちろん、どのフィッティングを選ぶかで正解はありません。今っぽい雰囲気を優先するなら“オーバーサイズ”を、男っぽく精悍に着こなしたいなら“SL”を、トラッドで汎用性の高さを重視するなら“レギュラー”を選んでみてください。また、インナーを地厚なニットやスウェットにするならオーバーサイズかレギュラーを、シャツや薄手のカットソーならSLがおすすめ。

変わることのない定番こそ、時代に合わせたフィッティングを提案し、着る人の多様なニーズに応え、ファッションとしても楽しめることが大切だと考えているからです。もちろん、サイズそのものをアップすることでも着心地と見た目は随分と変わりますから、どんな体型の方でも理想のフィッティングが見つけられるはず。さらに、パートナーとシェア使いすることもおすすめ。そう、バブアーは現代に求められる多様性に応えるアウターを作り続けているのです。

フィッティングに合わせてポケットも微調整しています

モデルの着用写真と同様に、左から右へ“オーバーサイズ”、“レギュラー”、“SL”のポケットを並べてみました。ビデイルの特徴であるポケットもフィッティングに合わせて若干ですが大きさと縦横比が違います。意外にもレギュラーのポケットが一番小さいのです。また、オーバーサイズは着丈が一番長く、レギュラーとの差は歴然! 一方でSLはレギュラーよりも長く、オーバーサイズドよりも若干短いというのもご注目を。

最もわかりやすい違いがアームの太さと袖口の仕様です

こちらは左から、SL、レギュラー、オーバーサイズの順です。SLは袖口までほぼまっすぐなのに対して、クラシックは袖口にかけてだんだんと細くなっています。オーバーサイズは明らかに他の2つに比べて太く、袖口のインナーリブがない代わりにスナップボタンで調整する仕様に変更しています。製品ごとに若干の個体差はありますが、フィッティングによって、アームの太さと形状、そして袖口の仕様は明らかに異なります。

Photo : Hiroyuki Suzuki Styling : Kazuyuki Tamura Text & Edit : Takuro Kawase

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