since 1983
バブアージャケットの代名詞として世界中にファンを持つ、ヒップを覆うミドル丈、そして伝統の6オンスのワックスコットンを採用したビューフォート。
乗馬用の「ビデイル」、フライフィッシング用の「スペイ」が1980年にリリースされたことに続き、1983年にハンティング用ジャケットとして新たに作り出された一着です。このジャケットを手掛けたマーガレット・バブアーは、大英帝国勲章のひとつである“デイム”の称号を授与された人物。バブアー家の4代目として、家業をもり立てるなか訪れたフランスでの経験がミドル丈のビューフォートには生かされており、そのネーミング自体にも大陸的なエッセンスが込められていると言います。
2006年に公開された英国映画『クィーン』では、主演女優がバブアーを見事に着こなし広く話題となりました。頭にスカーフを巻き、チェック柄のスカートを軸にビューフォートを品良く合わせた英国淑女的なアウトドアスタイルは、実際のエリザベス女王の着こなしに倣ったもの。そう、メンズはもちろんレディースからも注目を集めている一着がビューフォートです。それはひとえに現代的なライフスタイルをフォローする、便利で洒落たディテールを過不足なく装備しているから。
防寒・防風の基本である首元のガードや、二重フラップのフロントには大振りのリング型ジッパーを、多彩で実用的な数々のポケット、オリジナルタータンの総裏地にシックな装いの品格を崩さないノーベントのミドル丈など。金融街からダウンタウンを抜け、自然豊かな郊外まで。人生をアクティブかつ自分らしく楽しむジェントルマンに贈りたい、実に英国的な外套です。
detail
袖の取り付けスタイルは肩回りを動かしやすいラグランスリーブ。中に着込んだインナーの裾を外側に露出させない絶妙なミドル丈(ビデイルよりも5~6cm長めの丈)と相まって、アクティブなカジュアルシーンはもちろん、ビジネスシーンにも合わせやすいアウターとして完成しています。
サッと取りだしやすい胸元位置の小型ポケット。メインのジップを下ろさずアクセスできるので、悪天候のときでも安心です。財布やパスなどの収納に適した便利な装備。
腰元に取り付けられたフラップポケットは、もともと銃の薬莢を収納する役目もあって、マチ付きの大容量。フラップに加えスナップボタン付きゆえに、アクティブに動いても内容物が飛び出さず確実にしまっておける形状です。
腰元後方の、左右両脇に設けたジップからアクセスできるゲームポケット。本来はハンティングで捕らえた獲物を収納するポケットのため、サイズもかなり大きめ。ここに新聞をしまっておくシティ勤めのジェントルマンも多いとか。
ビデイルは袖口に風の侵入を防ぐリブ袖を内蔵しています。それに対してビューフォートはベルクロ・アジャストの袖を内蔵。それはハンティングで獲物を狙う際に、中に着込んだジャケットの袖が引っ張られてしまわぬための工夫。そんなところにもハンティング用としての出自が垣間見られます。
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